Monotype Fontsへの移行を簡素化する変更管理リソース．

新しいフォント管理プロセスを導入することは、最初は難しいと感じられるかもしれませんが、決してそうではありません。私たちはこれまでに、数多くの組織がMonotype Fontsのフォントサブスクリプションサービスを利用することで、自社のフォントライブラリ全体を効率的に管理する体制へと移行することをサポートしてきました。時間をかけて、私たちは実装プロセスを非常に直感的でシンプルなものへと洗練させてきました。

ここでは、Monotype Fontsを導入する新規ユーザーが直面する、プロセスや考え方における代表的な変化と、それらの移行を可能な限りスムースに進めるためのリソースを紹介します。

1. ユーザーとフォントを整理して最大限の効率を．

フォントの使用を効果的に整理する鍵は、特定のフォントリストにアクセスできるユーザーチームを設定することです。管理者は、ワークフローに基づいてユーザーをグループ化し、同じアセットライブラリへのアクセスが必要なユーザーがすべて同一のチームになるようにすることをお勧めします。組織の構造によっては、外部パートナーのステータス、部署、イニシアチブ、および／またはブランドに基づいてユーザーを分けることになるかもしれません。共有の作業負担、注力分野、または部署に基づいてユーザーをグループ化することで、ユーザーグループ全体に対してフォントリストをワンクリックで共有することができる、より合理的な方法が実現できます。ユーザーの追加、役割と権限の作成、チームの構築に関する管理者向けの包括的な概要はこちらをご覧ください。

同じロジックをフォントリストにも適用し、特定のブランドやイニシアチブに関連するすべてのフォントを含むリストを作成してください。1つのフォントリストは複数のチームで共有することができるため、限られたリストをたくさんつくるよりも、数を絞ったより広範囲のリストを作成することをおすすめします。また、　フォントリストをフォルダ内にまとめて整理することで、フォントライブラリのナビゲーションが各段に簡単になり、コラボレーションが効率化されます。たとえば、「ブランドリスト」という大きなリストの中にデジタルキャンペーン用のフォルダを作成し、その中に各デジタルプロジェクト用のフォルダを追加する、といったこともできます。フォントリストおよびフォルダの作成と整理については、こちらのガイドをご覧ください。

チームとフォントリストの戦略を定義するにあたって支援が必要な場合や、ユーザーおよびフォント管理を任せられるパートナーをお探しの場合には、サポートの専門家が待機しています。Monotype Fontsのサブスクリプションに、フォントおよびユーザー管理サポートパッケージを追加するだけでご利用いただけます。

2. Monotype Fontsへの新規ユーザーのオンボーディング．

効果的なオンボーディングプロセスを確保するための最初のステップは、プラットフォームで各チームに対するオンボーディングトレーニングの責任者となる主要な関係者を指名することです。次に、ユーザー層が持つべきアクセスレベルを反映した、明確に定義されたロールを策定します。すでに確立されたブランドフォントがあり、そこから逸脱する予定がない場合は、新規ユーザーが特定のリストのフォントにしかアクセスできないように制限することができます。クリエイティブな意思決定者に対しては、より自由に新しいフォントを探したり選んだりできるように、ユーザー制限を緩和することも可能です。役割と権限の定義に関するオプションの概要はこちらをご覧ください。

複雑な役割と権限の構造が必要な場合、または離職率の高さやチームの入れ替わりなどによって定期的なオンボーディングサポートが必要になると予想される場合は、当社のフォントおよびユーザー管理サポートサービスをご利用ください。弊社のエリートオンボーディングサポート層は、無制限のオンボーディングサポートと、専任のカスタマーサクセスマネージャー（CSM）を提供します。

3. Monotype Fonts プラットフォームの使い方を学ぶ．

私たちはすべてのユーザーと管理者向けに、ヒントやコツ、ガイドを豊富に取りそろえた充実のヘルプセンターを構築しました。フォントの閲覧や検索、クリエイティブオーサリングアプリケーションとのフォントの同期、フォントのホスティング、シングルサインオン（SSO）の設定方法など、さまざまな情報をご覧いただけます。視覚的に学習される方のために、ビデオチュートリアルもご用意しています。

もちろん、私たちのカスタマーサクセスチームもお手伝いします。エリートレベルのオンボーディングサポートサービスには、専任のCSMと新規ユーザーに対する無制限のオンボーディングサポートが含まれています。

4. サードパーティーフォントを Monotype Fonts プラットフォームに追加する．

フォントサブスクリプションサービスに Monotype 以外のサードパーティーフォントを追加すると、すべてのフォントを一元的に管理することができます(サードパーティ製フォントのインポートと管理方法については、こちらをご覧ください）。各フォントの使用目的を説明する詳細なコメントとともに、すべてのサードパーティ製のエンドユーザーライセンス契約書（EULA）をアップロードすることを推奨します。そうすることで、管理者はどのフォントリストにサードパーティ製フォントを含めるべきか、またどのチームやユーザーがサードパーティ製フォントにアクセスする必要があるかを正確に把握することができます。専門的なフォント移行サポートは、フォントおよびユーザー管理パッケージに含まれています。

5. フォントの削除と置き換え．

世界トップクラスを誇る Monotype Studio のデザインに関する専門知識を検索ツールに組み込むことで、最も直感的でシームレスなフォント検索を実現しました。タグ、スタイル、ファミリーなどに基づいて新しいフォントを検索し、さらにスタイル、言語、ファウンダリで絞り込むことができます。あるフォントの使用を取りやめる必要があるけれど、まだそのスタイルが気に入っている？そんなときは、クリエイターが「類似」フォントツールを使って、見た目や雰囲気が近い別のフォントを見つけることができます。

6. 便利なフォントツールの使い方を学ぶ．

Monotype Fonts プラットフォームには、時間を節約し、ウェブサイトのパフォーマンスを向上させ、ワークフローを簡素化するツールが用意されています。これらのツールはすべて、ヘルプセンターに詳細な使用方法ガイドがあります。ここでは、特に人気のあるツールの一部をご紹介します：

• フォントのサブセット設定：ウェブサイトのパフォーマンスを高速化したいですか？不要な言語、グリフ、文字セットを削除することで、ウェブフォントのファイルサイズを最小限に抑えましょう。こちらのサブセット化ガイドを参照してください。
• SSOマッピング： 非常にシンプルなオンボーディング体験を実現するには、Monotype Fonts のチームを、組織の既存のアクティブディレクトリグループにマッピングします。方法はこちらのガイドをご覧ください。
• フォントの同期とインストール：ユーザーは Monotype Fonts のデスクトップアプリをダウンロードすることで、すべてのクリエイティブオーサリングプログラム内でフォントを自動的にアクティベートすることができます。これにより、フォント関連の管理作業を週あたり最大8時間削減できます！

7. コンプライアンスの維持．

フォントライセンスのコンプライアンスは、大量のフォントを使用している企業にとって一般的な懸念事項です。Monotype Fonts のプラットフォームはその心配を解消します。Monotype Fonts のプラットフォームを通じて購入・使用されるすべての Monotype フォントについて、私たちがコンプライアンスを保証します。フォントを定期的に更新・変更する場合や、プラットフォームにサードパーティ製のフォントを大量に追加する場合は、ブランド＆ライセンス保護サービスの追加をご検討ください。このサービスの一環として、私たちのチームが四半期ごとにお客様のフォントライブラリを監査し、すべての EULA が遵守されていることを確認し、ライセンス侵害の懸念を完全に払拭します。

Monotype Fonts のプラットフォームは、シンプルで効率的、かつ手間のかからない設計になっています。組織がオンボーディングプロセスを完了すれば、スタイルの欠如、疑わしいライセンス、手作業による共有プロセスなど、フォントにまつわるあらゆる悩みを過去のものにすることができます。ヘルプセンターには、プラットフォームの使用に関してあらゆる面で自己解決ができる豊富なリソースが用意されていますが、さらにサポートが必要な場合は、サポートチームとスタジオがいつでもお手伝いします。Monotype Fontsについて、詳しくはこちらをご覧ください。