Monotype Fontsに関するFAQ ― IT部門編

Monotype Fontsとは何か

Monotype Fontsは、ばらばらになりがちなフォントの購入、使用、保管のプロセスを簡素化すると同時に、セットアップやメンテナンスが簡単で、感覚的に軽い利用できる安全な作業環境を提供することを目指すサービスです。15万以上のフォントを収蔵したライブラリ、革新的な検索機能、アクセス許可管理などのシンプルな管理機能を備えています。

フォントの管理をめぐっては、ライセンス違反となるフォント使用、不正なフォント購入、プロセスに一貫性がない、どの従業員がフォントを使用しているかを把握しづらいといった問題が起こりがちで、IT部門にとって課題になることが多いものです。Monotype Fontsは関連するすべての要素を一元管理し、業務の暗部になりかねないフォント管理の透明性と統制を実現します。

Monotype Fontsについてよく寄せられるご質問を、以下にいくつかご紹介します。その他のご質問がおありの方は、どうぞご遠慮なくお問い合わせください。

Q：Monotype Fontsを導入するプロセスには多くのリソースがかかりますか？

A：どのソフトウェアでもそうですが、Monotype Fontsを組織内で使用するには、事前にある程度の時間を投資していただく必要があります。しかし、当社はそのプロセスができるだけ容易になるように努めており、一般的なオンボーディング支援、SSOマッピング、導入ガイダンスを含め、お客様の作業を軽くするための各種のサポートサービスをご提供しています。

Q：当社ではすでに別のフォント管理プラットフォームを使用しています。切り替えるのは難しいですか？

A：まったく問題ありません。Monotype Fontsには、別のプラットフォームから簡単にフォントを一括インポートできるビルトイン機能があります。切り替えプロセスを支援するサポートサービスもご提供します。

Q：SSO（シングルサインオン）機能はありますか？

A:はい。Monotype Fontsは広く使用されているSSOのツールと機能に完全に対応しています。

Q：基本的なシステム要件はありますか？

A：いいえ、ありません。Monotype Fontsはクラウドベースソフトウェアですので、いつでも制限なくアクセスできます。デザイナーの皆様は当社のデスクトップアプリを使用して、クラウド上のフォントをローカルマシンに同期していただくことになりますが、すべてのフォントの保存と整理はクラウド上で行われます。

Q: Monotype FontsはIT部門にとって時間の節約になりますか？

A：その可能性が非常に高いです。Monotype Fontsは、アクセス許可などIT部門に任されることの多い作業を含めて、フォント管理プロセス全体を効率化します。むしろ、大部分の管理タスクは一度設定してしまえばメンテナンス作業はほとんど不要ですので、実装完了後は、IT部門の関与は最低限で済みます。

IT部門が フォントのライセンス契約を取り扱っておられる場合は、ライセンス関連のプロセスはすべて Monotype Fonts内で処理されますので、時間とコストを大幅に削減できると考えられます。

Q：Monotype Fontsは新しいオペレーティングシステムやハードウェア、デザインプログラムへ対応するように、定期的に更新されますか？

A：はい。当社では Monotype Fontsを、最新のオペレーティングシステムやデザインプログラム、プロセッサで正しく動作するように継続的に更新しています。例えば2020年に、AppleのM1プロセッサのリリースを機に更新を行いました。今後も引き続き、Monotype Fontsが最新バージョンとの互換性を維持するようにしていきます。