Duolingo
カスタムブランドフォントで、Duolingoが自分の声と翼を見つけたストーリーを紹介します。
カスタムブランドフォントで、Duolingoが自分の声と翼を見つけたストーリーを紹介します。
Duolingoの象徴的なフクロウのマスコット「Duo」からインスピレーションを得て、エージェンシーの Johnson Banks は、マスコットに内在する形状がタイポグラフィにどのように影響を与えるかを探求し始めました。私たちはともに、フクロウの翼の形状と精神を、独自のカスタムフォントにどう取り込むかを模索しました。
概要.
大人気の語学学習ウェブアプリDuolingoがブランドアイデンティティを刷新するにあたり、Johnson Banksは、この採用候補のコンセプトを洗練させるため、私たちに協力を依頼しました。私たちへの依頼は、そのコンセプトをマスターロゴへと微調整し、さらにそれを新たなカスタムディスプレイ書体のデザインへと発展させることでした。この書体は、ブランドと同義となり、Duolingoのあらゆるコミュニケーションにおいて明確な一貫性を生み出すことを目指しています。
Johnson Banksは、Duolingoの象徴的なフクロウのマスコット「Duo」からインスピレーションを得て、そのデザインに内在する形状が書体にどのような影響を与えるかを探り始めていました。私たちは共に、フクロウの翼の形状と精神を、考えられ得るあらゆる文字形態にどのように組み込むかを検討する必要がありました。
実行.
Jason Banksは、新しいロゴとその初期バージョンに関する制作プロセス全体を共有してくれたため、私たちはクリエイティブな方向性をしっかりと把握することができました。
「g」の形は、ロゴデザインに不可欠であると同時に、書体全体の雰囲気を決定づける重要な要素でもあったため、この重要な文字については多くのクリエイティブな方向性が提案されました。
ロゴタイプが見出し用フォントの指針となり、私たちはデザインをキーワードやフレーズへと拡張していきました。マスターロゴタイプが洗練され承認されると、書体の開発プロセスをさらに進め、ほぼすべての文字の形状について代替案を検討し、その都度Jonson Banksが提案したトーン・オブ・ボイスやサンプルメッセージを用いてテストを行いました。共同作業によるフィードバックセッションでは、あらゆる可能性を検討しました。
結果.
Duolingoのビジュアルアイデンティティシステムは、ブランドが中心テーマを軸に統一されたビジュアル言語を構築できることそ示す素晴らしい事例です。Duolingoのアイデンティティのあらゆる側面は、Duoの個性と丸みを帯びた羽根の形状に影響を受け、それを表現しています。
「Feather Bold」はブランドの重要な要素であり、Johnson BanksがDuolingoのデザインおよびマーケティングチームと連携して実施したブランド刷新と並行して、Duolingoのブランドコミュニケーションのあらゆる側面に展開されました。
「チームは、私たちがこのプロジェクトで何を達成しようとしていたのかを的確に理解していました。ブランドマスコットを書体全体に拡張するという“もしも”というアイデアから始まったものが、徐々に形になっていきました。彼らは私たちが選んだ方向性を取り入れ、それを実際に実行可能で、かつユニークなものへと仕上げてくれました」
— Michael Jonson(Johnson Banks創設者兼クリエイティブディレクター)
Philはクリエイティブタイプディレクター兼タイプデザイナーであり、長年にわたりグローバルブランドのフォントデザインとエンジニアリングに携わってきました。デザインスタジオや世界中のクライアントと連携しながら、Philは書体を通して一貫性を築こうとするブランドのクリエイティブニーズとビジネスニーズを理解しています。