
Miramonte Pro™
Miramonte Proは2006年にSteve Mattesonがデザインした書体で、ユーザーインターフェイスや企業のブランディング、出版に適した親しみのあるサンセリフ書体です。書体名はスペイン語で「山を見よ」という意味があり、デザインは飾り気がなく素朴です。Miramonteのデザインは1960年にGrafotechnaがリリースしたStanislav Maršoのヒューマニスト・サンセリフが基になっています。
Miramonte Proは2006年にSteve Mattesonがデザインした書体で、ユーザーインターフェイスや企業のブランディング、出版に適した親しみのあるサンセリフ書体です。書体名はスペイン語で「山を見よ」という意味があり、デザインは飾り気がなく素朴です。Miramonteのデザインは1960年にGrafotechnaがリリースしたStanislav Maršoのヒューマニスト・サンセリフが基になっています。
Mattesonの書体デザインの多くは、最終的な用途や顧客を念頭に置いたカスタム・プロジェクトで制作されたものですが、Massifには、顧客や特定の目的はありませんでした。それは多分彼の今までで最も個人的な書体でした。「氷河や地殻変動の長年の活動によって作り上げられたヨセミテ国立公園のハーフ・ドームの険しい地形の角度の緊張感や滑らかな曲線の特徴を、Massifの二次元の文字の形状に具象化することが私の目標でした」とMattesonは解説しています。
Carnero™は、正確な幾何学とカリグラフィーの優雅さとの、活気あふれるハイブリッドです。分別があること、一際目立つ存在であること、その間の微妙な紙一重のところをいくデザインになっています。単調さが強まりつつある書体の世界の中で、Carneroは読む者の心を動かすことができる独特な活力を放っています。動的な文字の形、開いた開口部、広いカウンターなどが特徴で、シンプルで実用的なデザインに命を吹き込むことができます。
Rebekah ProはAmerican Type Founders(ATF)のPiranesi書体ファミリーの復刻版です。PiranesiはRegularをWillard Sniffinが、それ以外のスタイルをMorris Fuller Bentonがデザインしています。2006年、Tom RicknerはRebekah Zapfとの結婚式の招待状に使うため、Bentonがデザインしたイタリックをまず復刻しました。2009年にはすべての文字セットを完成させています。
たづがね角ゴシックInfoは、ヨコ組みに特化した仮名を備えています。たづがね角ゴシックの漢字・欧文部分はそのままに、ヨコ方向に組まれたテキストの安定感を考えて整理されたデザインは、情報を端的に伝える場面で力を発揮します。特にカタカナ部分は落ち着いた印象と水平のラインを意識したつくりで、製品名や外来語などカタカナが多く使われる昨今の環境になじむデザインです。
たづがね角ゴシックは、Monotypeの欧文書体、Neue Frutiger®に合う日本語書体として開発がスタートしました。Neue Frutigerのような〈安心感〉をもつヒューマニストサンセリフ体として、サイン·書籍·広告·Web等、用途を限定しない汎用性の高い製品を目指しました。漢字と仮名などの日本語の文字サイズに合わせて、あらかじめNeue Frutigerを拡大し、ベースラインシフトを施した状態で搭載しています。
Posterama™は、組み合わせ自在のモジュール式の幾何学的サンセリフ書体ファミリーです。そのデザインは、20世紀の出来事やタイポグラフィに発想を得ています。FuturaやGill Sansのような雰囲気を持たせ、活版印刷や写植印刷のような柔らかさを出すために、文字の角は手作業で丸みがつけられています。
This illustrates the different character shapes between Linotype Kabel (black), ITC Kabel (gray) and Neue Kabel (green)
Neue KabelはRudolf Koch作のKabel®をリデザインしたものです。手がけたのは、Kochもかつて在籍したドイツのオッフェンバッハ・アム・マイン造形大学で書体デザインを教えていたMarc Schützです。Schützが目指したのは、オリジナルのKabelの特徴と魅力を保ちながら、現代の表示環境に適した形にすることでした。 Neue Kabelは、Kochのデザイン精神を守りつつ、21世紀にふさわしい特徴を持ったファミリー展開になりました。本文をNeue Kabelで組むと、Kochのデザインの優雅さ、明るさが現れます。印刷物でもインタラクティブデザインでも、高い汎用性を発揮します。
マイルス・デイビスへのトリビュートとして作られたMasqualero™は汎用性の高い書体で、デザインに奥深さを与えます。大きいサイズで使う場合、太めのウェイトではしっかりとした黒みで重厚感ある端正な表情を作り出し、細めのウェイトではテキストに魅力と親しみやすさを与えます。Masqualeroの特徴はバリエーションの豊かさとその個性的な形です。印刷物でもインタラクティブデザインでもクリエイティブの幅が広がり、読む人の気持ちをしっかりつかむ作品に仕上げることができます。
グローバル企業のブランディング用書体として誕生したSST®は93言語に対応するメガ書体ファミリーです。自然な可読性とモダンサンセリフの抑制の効いた字形を特徴とし、巧みさが光るそのデザインは、穏やかな美しさと親しみやすさで用途を問わず使えます。多種多様なブランディングにも適しているSSTは、使い勝手に優れ、間違いなく時代を越える魅力を持つ書体です。